お知らせ

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当プラットフォームの研究グループによる二酸化炭素からのプロパン等の炭化水素の合成に関する論文がElectrochimica Acta誌に掲載されました

 当プラットフォーム代表の後藤琢也教授の研究グループによる論文「Electrochemical synthesis of C₂ and C₃ hydrocarbons from CO₂ on an Ag electrode in DEME-BF4 containing H₂O and metal hydroxides」が電気化学専門誌“Electrochimica Acta” の5月17日付けオンライン版に掲載されました。これは同志社大学の鈴木祐太助教、後藤琢也教授らによる、イオン液体と金属水酸化物を組み合わせた電解液を用いてCO₂から炭化水素ガスへの効率的な電気化学的変換の成功を報告したものです。

この論文は、米国科学系メディアEurekAlert!(AAAS)においても紹介されています。

この論文についての詳細は下記もご参照ください。

当プラットフォームの研究グループによる論文がChemical Engineering Journalに掲載されました

当プラットフォーム代表の後藤琢也教授の研究グループによる論文「High-efficient acetylene synthesis by selective electrochemical formation of CO₂-derived CaC₂」が化学工学専門誌“Chemical Engineering Journal” の6月11日付けオンライン版に掲載されました。これは同志社大学の鈴木祐太助教、後藤琢也教授らとダイキン工業株式会社による高温溶融塩中でのCO₂からのCaC₂合成を経由したアセチレン合成の成功を報告したものです。

またこの論文発表について、6月27日(木)に開催されました「けいはんな広報ネットワーク記者懇談会」にてプレスリリースを行いました。

同志社大学カーボンリサイクル技術フォーラム 2023年度シンポジウムを開催しました

本プラットフォームにおいて、2024年3月15日(金)「同志社大学カーボンリサイクル技術フォーラム2023年度シンポジウム」を、現地開催とオンラインを併用したハイブリッド形式で開催しました。

今回は、「脱炭素社会を目指すカーボンリサイクル」と題し、 カーボンニュートラリティについて、化石燃料から水素や窒素へのシフトなど炭素以外の物質の利活用が活発に議論されているなか、2050年のカーボンニュートラリティの目標の達成には、CCUS関連技術 の普及とカーボン・クレジット取引市場などの実経済活動が不可欠であることから、カーボンそのものとカーボンリサイクルロードマップを中心に技術と経済活動の両面から議論がなされました。

はじめに、株式会社東京証券取引所松尾様より「カーボン・クレジット市場」についての基調講演、その他、カーボンリサイクルの様々な分野でご活躍の研究者をお招きし、カーボンリサイクルに向けた取組みについて、講演を行っていただきました。

また、当プラットフォーム代表:後藤琢也教授(理工学部)が「電解によるCO2利用技術―最近の進捗―」と題して講演を行い、当プラットフォームの取組みや展望についても説明されました。

続いて行われたパネルディスカッションでは、「カーボンリサイクルにおける固体炭素の役割」と題して、活発な議論がなされました。

会場は約30名、オンラインは延べ約70名と、多くの方々にご参加頂き、好評の内にシンポジウムを終了しました。

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